ここは何処でしょうか?

―――へえ、君はまた可笑しな事を聞くんだね。
目の前には帽子を深くかぶって、顔を隠した少年が。
「あそこに本棚が見えるだろう。あれは宝の山だ」
「宝の山?」
私はその本棚を見上げて、少年に視線を戻す。
「不思議。なにもない空間に、本棚と私達がぽつんと浮いている。そんな感じがする」
「だってここは他の世界から見放された・・・地獄だもん」
それを聞いて思わず笑ってしまった。浮いているのに地獄だなんて、なんだかおかしい。
「ここにある本は皆、人の一生を語ったものなんだ。ここで死に絶えていった人間の人生がね」

帽子を深くかぶった少年は、鞄から紙とペンを取り出す。

きみの人生を おしえてn a r c i s o.

いけにえ

astrazione-タイトル未定

じっしゃ
2012 SEP
さけび
こども 冷却 電波の糸 日記 四季←new

narciso:水仙:花言葉:うぬぼれ,我欲・自己愛,神秘